歯周病予防
歯周病とは
歯の周囲に付着したプラーク(歯垢)が歯と歯肉の隙間に入り込み、歯を支える骨を溶かしてしまう病気です。
歯を失う原因は、ほぼ半分がむし歯であり残りの半分が歯周病だと言われていますが歯周病は自覚症状に乏しく、腫れや痛みが出たときには抜歯せざるを得ないことが多いので、むし歯より怖い病気だと言えると思います。
歯周病は治らないと思っている人がいますが、現在では歯周病の原因、成り立ちはほぼ解明されており、治療法も確立されています。
歯周病は遺伝はしませんが、歯周病になりやすいという体質は遺伝します。
両親のどちらかまたは両方が歯周病で歯を失ったり、重度の歯周病だったりする場合は、注意が必要です。
治らないとあきらめている人、歯周病になっているのではないかと心配な人は、安心して治療を受けて下さい。
歯周病は重度になればなるほど治療が大変になり、また再発もしやすい病気です。
できるだけ初期のうちに、できれば発病する前に定期検診の習慣をつけ、歯周病にならないブラッシングの方法を身につけることが大切です。
・・・・・・・つまり歯周病にとっても予防が一番だと言うことです。
歯周病の症状の経過
1.健康
- 汚れが全くない、あってもわずか。
- ピンクで引き締まった歯肉
- 歯石がない
2.歯肉炎
- 歯肉が赤く腫れる
- 自覚症状が少ない・気付かない
- 歯肉から出血
3.初期歯周炎
- 歯周ポケットができる
- 歯周ポケットの中に歯石が付着し始める
4.中等度歯周病
- 歯肉が腫れ痛む
- 歯を支える骨が破壊される
- 炎症により膿が出る
- 口臭が発生
5.重度歯周病
- 骨を破壊され、歯がグラグラする
- 歯が抜けてしまう場合も・・・
歯周病のチェック
下記のQ1〜Q6の質問事項に答えて頂ければ大凡の目安ですが、歯周病になっているのか、なっていなのか自己判断の資料になります。
- Q1.歯肉からの出血
- a.出たことはない b.歯磨きやリンゴを食べた時 c.何もしないのに出る
- Q2.歯のグラつき
- a.グラグラしていない b.最近グラグラしてきた c.グラグラして物が噛めない
- Q3.歯肉の腫れ
- a.ない b.腫れたことがある c.腫れて痛むことがある
- Q4.口臭
- a.ない b.人から言われる c.自分でもわかる
- Q5.起床の時の口の中
- a.さっぱりしている b.ネバネバしている c.膿や血がでる
- Q6.歯間に食べ物が挟まる
- a.ない b.時々ある c.よく挟まる
計算は以下の以下の方法で計算してください。
- a・・・0点
- b・・・1点
- c・・・2点
合計点-結果
- 0点 ・・・
- 健康!素晴しいです!この状態で維持しましょう。
- 1〜6点 ・・・
- 進行中!このままだと・・・
- 7〜12点 ・・・
- 診療を!今すぐ治療を行ったほうが良いです。
上記の結果を目安にし信頼出来る地元の歯科医院にご相談ください。